セピア色の甘い香りの金木犀
日曜日、近所の公園を散歩した時
ふと懐かしい香りがした。
駐輪場のあたりに金木犀を見つけた。
秋の少し渇いて冷んやりとした空気にこの甘いセピアの香りがとてもマッチして、
なんとも優しくて胸がキュッとなる。
帰りに、妖精のいる花屋へ向かい、(妖精とは、店主のおばあちゃんのこと。小さくて、声が高く、少女のような可愛さのある性格をしているためそう心の中で呼んでいる。)金木犀の鉢植えをいただいて帰宅した。オマケに笹竜胆をつけてくれた。
下町のお買物の醍醐味、オマケ。またそのうちオマケについて記事を書いてみたい。
ちょうどその日の夜台風が直撃する予報が出ていたので、鉢植えを家の中に置いておいた。その日はずっと家の中が金木犀の小さくさりげなく光るような香りが部屋中に広がりとても幸せな気持ちにになった。次の日の朝、ベランダに出してあげた。
暖かいところが好きな植物なので、日当たりの良いベランダでスクスクと育って欲しい。
〜イラストに使用した道具〜
Erich Krause U-11 0.7mm
コピックチャオ