4コマ漫画と日常

下町に暮らして出会った人、日々の会話、日常、大好きな小動物についてイラスト付で綴ります。

砂が窃盗されました。

私は小動物を飼育しています。

その中でデグーハリネズミチンチラという動物は、砂浴びをする事で体に付着した汚れや皮脂や虫などを落とします。雨が降らず水場がない乾燥した地域に住んでいるので、そういう性質を持っています。

そのため、ペットとして飼育する際も砂浴びをさせる事は、彼らの健康を維持するために必要な行動となります。

 

愛する可愛いペットたちの浴び砂がなくなり、ペットショップで購入しました。それから間もなく晩御飯を食べに行くことに。砂は自転車のかごの中に入れたまま飲食店の前に止めました。

1時間ほど店内にいて会計を済ませたあと自転車のかごを見ると、さっきまであった砂が無くなっていたのです。

 

砂だから大丈夫だろう

 

という、安易な考えにより、

砂が消えてしまったのです。

 

過去に、ロードバイクを盗まれた事があるのですが、その時とは比べ物にならないような怒りというか混乱なのかで、思考が追いつかなくなりました。

ロードバイクが盗まれる事はよくある事で、盗むほうはこれを売ってお金にするらしいのです。盗んだひとが圧倒的に悪いのですが、自分の管理が悪かったと意外と諦めがついたものです。

 

だけど、砂は売ってもそんなに価値があるわけでもなく、他に使い用もなく、持ち帰るには地味に重たい。なぜそれを盗んだのか理由が知りたくて仕方がなくなりました。

 

砂を盗んだ人の理由を考えてみました。

1 砂が欲しかったから。

  砂を集めている人がいて、欲しくてとった。出来るだけ砂の採取にはお金をかけたくないんでしょうね。

 

2 ビニールに入っているものだったらなんでも欲しくなってしまう。

  ビニールに入っているものはほぼ新しく買ったものだから、何かしら使えるものが入っているかもしれないという事でとったのかもしれない。

 

3 メルカリに出品するものを街中で探していた。

  とりあえず拾ったものを売れば利益がでるので、ちょうどいい砂を発見して持って帰ったのかもしれない。

 

4 飲み会終わりのノリでとった。

  私が行った飲食店の近くは飲み屋街になっていて若者が集まる場所だったので「えっ砂じゃ〜ん、まじなんで砂あんの?ウケる〜持って帰ろ〜」みたいな集団心理に乗って持って帰ったのかも。

 

私は思いつくのはこんな程度です。

ただ私は純粋に性善説があると思っていたのです。だけれども、これからは気をつけたいと思います。

 

過去には、東京駅で紙袋一杯に入った

そば殻を盗まれました。

 

自分が価値のないものだと思っていても、

他人から見たら価値があり、もしかしらたそれをものすごい有効活用しているかもしれません。

蕎麦屋で食事をした後に、いらねぇと断ったのに店主に押し付けられた紙袋いっぱいのそば殻は、

誰かに盗まれて、

誰かのそば殻枕になり、

誰かの安眠を誘い、世界を平和にしたのかもしれません。