児童虐待防止の大切さ
児童が虐待されて殺されてしまうニュースを目にする事が多くなった。
そんなニュースが流れるたびに、私の旦那は
俺も虐待されていたから本当にかわいそうだと辛そうに言う。
私の彼は、小学低学年から高校生まで父親から虐待をされていた。
“されていた”
と言うと過去のもののように聞こえるが、
今も進行形なのだ。
なぜ進行形なのかと言うと
現実に虐待をされている訳ではなく、
フラッシュバックといってふとした事がきっかけで
当時の怒鳴られた声や、殴られた痛みなどで包まれ
パニック状態に陥る事があり恐怖で怯える事がある。
心や脳に深い傷が残っているのだ。
生まれつき音などに敏感な性質を持っているのらしいけれど、
ドンっと音がすると父親が仕事から帰宅して、怖いと言う感情が蘇ったりするそう。今は離れて暮らしているのだが、今でも恐怖と戦っている。
虐待されていた時の子供の頃の部分が癒されていないまま大人になって、苦しんでいる人が沢山いて、正しい愛情や大人が何なのか解りづらいと思う。
本当に世の中の虐待が減って欲しい。
最近思うのが、少しの思いやりと愛情、想像力が足りていないと
他人に厳しくなりがち。想像力がなぜ必要なのか、この年になってやっと分かってきた。